プロジェクトストーリー ロルフ ベビーチーズ
日々さまざまに動いているプロジェクトの一例をご紹介します。
乳製品事業
ロルフスピリット――ものづくりにかける熱い姿勢は、時を超えても変わることがありません。
宝幸がチーズ事業に参入した1963年当時、日本においてチーズはまだまだ新しい食品。 ”本物の味を日本の食卓にお届けする”をモットーに、デンマークのチーズメーカーの技術協力を得て製品を開発。 世代を引き継ぎ、各部門が連携し今も独創的な商品づくりが続いています。
プロジェクトメンバー
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商品開発の業務を担当
開発担当者
開発部門
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家庭用チーズの営業を担当
営業担当者
営業部門
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チーズの製造業務を担当
製造担当者
西宮プラント 製造部門
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品質保証の業務を担当
品質保証担当者
西宮プラント 品質保証部門
「さすがロルフ!」と思われる
独創的なフレーバーを開発していきたい
- 開発担当者
- 2015年に入社して以来、商品開発の業務を担当しています。今回の開発案件で初めて『おとなのベビーチーズ』の新フレーバーの開発を任され、約1年をかけて「4種のペッパー」が完成しました。開発背景として、すでに市場にはブラックペッパー味のものが売られていたため、これらとどのように差別化するかが課題でした。多くのスーパーやコンビニ、レストランなどをめぐり、ひらめいたのが4種類のペッパーを使うスタイル。4種類をブレンドすることで付加価値と奥行きのある味わいを出せると確信しました。 ペッパー選びは試行錯誤の連続でした。種類が決まっても、粒の大きさによって風味の感じ方が異なってくるため、スパイス業者の方から特徴を教えてもらい、勉強しました。「4種のペッパー」の開発では、商品を作り上げる大変さを痛感しましたが、店頭に並んだときのうれしさは、なにものにも代えがたいやりがいです。今後も、お客様に「さすがロルフ!」と思っていただける独創的な商品をつくっていきたいです。
「家庭用チーズといえばロルフ」といわれる
認知度の向上に貢献したい
- 営業担当者
- 市販営業課でロルフブランドの家庭用チーズの販売業務を担当しています。チーズ市場は、毎年消費量が増加し、食べる年齢層も広がっている伸びしろのある市場です。『おとなのベビーチーズ』の強みは、なんといっても他社にはないフレーバーを取りそろえていることと、ワインやビールに合う味わいの濃さです。ベビーチーズはライバル各社も力を入れているカテゴリーで競争も厳しいですから、判断が遅れるとすぐにシェアをとられてしまいます。日々の営業データやお客様の声を的確に判断する力が求められていると実感しています。 今は新しい試みとして、開発部門と共同で商品開発にも携わっています。お金を出して買ってくださるお客様と接することで得られる新しい気づきを、商品に反映させるのが営業ならではの商品開発だと思います。正直、会議でもめることもありますが(笑)、外の声を伝えることも営業の仕事と考え、「家庭用チーズといえばロルフ」とみなさんに知っていただけるよう、日々、取り組んでいます。
徹底的な品質管理で、
お客様に安心・安全をお届けする。
- 品質保証担当者
- 『おとなのベビーチーズ』のフレーバーは、他社にはない製品をということで、新しい原料を取り扱うことが多くなります。中でも「生ハム入り」のときは、相当な苦労がありました。生ハム原料は未加熱ですから、念には念を入れた衛生管理が必要だと考えたからです。そのため、菌数規格については仕入れ先の保証書の数値だけでなく、当社でも新しい機械を導入して検査を行い、二重、三重のチェックを行って商品化しました。 また「トマト&バジル」では、チーズに練り込むバジルの粉末を、お客様が異物と誤解されて不快な思いをされないようにするために、細かいものに変更しました。 今後も、たくさんのお客様が食卓で召し上がることをイメージしながら、アレルゲン調査や工程の検証、衛生管理を徹底し、安心して召し上がっていただけるように取り組んでまいります。
最高品質のプロセスチーズをつくり続けるために。
- 製造担当者
- 『おとなのベビーチーズ』の主原料はナチュラルチーズです。ナチュラルチーズは乳酸菌が生きており日々、熟成が進んでいくため、毎日添加水量や充填速度などの微調整が必要です。これを怠れば、品質を保持した規格通りの製品はつくれません。小さな変化を見逃さず、修正点を迅速に見極め、的確な対応をとれるように、日々、神経を集中して取り組んでいます。 新商品を製造する際は開発課と協力して、味やテクスチャーの再現性を高めるように製造工程や機械改良などの変更を加えていきます。 最高品質の製品がお客様の手に届き、「ロルフのプロセスチーズはおいしくて安全」と信頼していただけるよう努力してまいります。