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社員インタビュー

冷凍食品開発2012年入社

工場研修で商品開発の基礎を学ぶ

私の出身地である山梨県は、ワインをはじめ酒造がさかんな土地です。そこから私も酒造に興味を持ち、大学は醸造科学科を選びました。就職活動の中で宝幸を選んだのは、一つの事業だけでなく複数の事業を展開していたから。「大学での学びを活かすこともできるし、新しいことも経験できそう!」と感じ入社しました。

2012年に入社して、最初は営業に配属されました。そこでは先輩と一緒にロルフの製パン関連の顧客を回って、ロルフにはどういうお客様がいて、どういう商談をしているのかを学びました。

次に、当時あった神奈川県大和市の主にシュウマイを製造する工場で商品開発を担当することになりました。まず3カ月間工場研修を受けて、肉の前処理、検品作業、品質改善の施策を行うなど、製造の現場でさまざまな業務を行いました。おかげで、コスト試算をする上で各作業にかかる人員の数や工程の中で可能なことと不可能なことなど、商品開発に必要な知識を、数字や文字だけでなく、体感としてしっかり学べました。

食に対する探求心を商品開発に活かす

現在は、外食産業や、中食産業などに卸すシュウマイなどの業務用冷凍食品の開発を担当しています。商品の原料や配合を決めたり、営業と一緒に商談に行ったり、社内へのプレゼンを行ったり、商品化するうえでの基準や取り決めを本社の保証室と行ったり、工場でラインテストを行ったりと、商品の立ち上げから販売まで幅広くフォローしています。ただ上からの指示を待つのではなく、「いつまでに販売開始する」というゴールに向けて、周りと相談しながら自分でスケジュールを組んでいます。

商品開発をする上で大切にしているのは「食に対する探求心」。「これにこれを足したらどんな味になるかな」「どんな時に食べてもらえるかな」というように想像力を広げ、アイデアを出しています。また、普段から和食や洋食など、一見担当しているシュウマイにあまり関係ないようなジャンルの料理も食べたりして、味付けや素材のヒントを探すようにしています。

仕事の中でとくに苦労する点は、試作品と実際に工場のラインを通して作ったものとの違いの解消です。どんなにおいしい試作品を作っても、工場で再現できなくては意味がありません。行き詰ってしまったときは、工場の現場の皆さんに相談をします。皆さん経験豊かで、とても頼りになる方たちばかりです。
将来的には、何年、何十年経っても、「これは私が作ったんだよ!」と胸を張って言える、シンプルだけどおいしい定番商品を作るのが目標です。

 

 
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