ロルフおとなのベビーチーズ
開発者インタビュー
新たな市場を開拓し
日本の食卓に届けたい
2011年
ロルフ ベビーチーズ誕生
ベーシックシリーズ発売、市販用チーズ市場に本格参入
ロルフは、業務用として個包装のプロセスチーズを50年以上製造してきた歴史があり、「ポケットチーズ」の名前で多くの学校給食で採用されていました。業務用の「ポケットチーズ」の製造ラインの能力アップの為、新しい製造ラインを導入し、開発された市販用製品が「ロルフ ベビーチーズ」です。
「ポケットチーズ」で培った50年以上の技術力を結集することで、従来のベビーチーズにはなかった柔らかさとなめらかな食感を追及し、朝食やお子様のおやつに食べるファミリー向け商品を発売しました。
2012年
おとなのベビーチーズ発売開始
他社品と差別化した新しいフレーバーの開発(第一弾「明太子味」の開発)
- Q.当時の心境はいかがでしたか?
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私が一番最初に開発した商品がこの「明太子味」です。入社してすぐベーシックベビーチーズ(プレーン、ローストアーモンド入り、カマンベール入り)の3品の立ち上げに携わり、次に「お酒にあうおつまみ」をコンセプトとした新シリーズとして「おとなのベビーチーズ」を立ち上げることになりました。その第一弾を担当する事になり、プレッシャーもありましたが嬉しい気持ちも大きかったです。
周囲の協力のお陰で一度のリニューアルも経て、今ではロングセラーの人気商品になっています。 - Q.今では人気商品となっていますが、開発段階での苦労も多かったのでは?
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味づくりをするにあたり、辛さだけが強調されたり、生臭くなりすぎたりとイメージ通りに中々ならず、苦労しました。
「明太子」の味を再現する為に、様々な明太子の味付けの特徴を調べたり、実際に食べたりしながら、味のイメージを作り上げていきました。
2015年
第四弾「生ハム入り」の開発
- Q.生ハム入りの開発にあたって、課題等はありましたか?
- 生ハムの菌数規格をどうクリアするかが大きな課題でした。使用可能原料を模索する所から始まり、原料の処理方法、新しい工程の確立等、課題が多い商品でした。各部署のハードルは非常に高かったと思いますが、工場の方々には大変多くの協力を頂き、商品化することが出来ました。この商品があったからこそ、特徴を謳える素材を入れることが可能となり、開発の幅が広がったと思います。
2019年
新商品「4種のペッパー」の開発
- Q.大人のベビーチーズ開発担当になった時の心境はいかがでしたか?
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入社以降、業務用商品の開発に携わってきましたが、今回初めて市販商品の開発を担当しました。
最終製品の一部分として使用される業務用とは異なり、開発したものがそのまま製品となるので緊張しました。 - Q.今では人気商品となっていますが、開発段階での苦労も多かったのでは?
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今回の「4種のペッパー」は、すでに市場にペッパー味がたくさん売られている中での新商品でしたので、風味の差別化に注力しました。ブラックペッパー、ホワイトペッパー、グリーンペッパー、チリペッパーの4種類のペッパーを使用することで、見た目にも華やかでペッパーの豊かな風味を味わえるよう、各ペッパーの配合比率を何度も試作検証しました。
また、これまでのチーズに特化した官能評価だけでなく、ペッパーにも注目した官能評価を取り入れ、味づくりを進めていきました。 - Q.今後の展望を教えてください。
- 先輩方から教えて頂いたことを生かしつつ、これからも新しいことをどんどん取り入れて、面白い商品を開発していきたいです。